Pacific Fighters

 

非常にシンプルなメニュー画面。音楽が鳴るだけ

 

俗に言う「フライトシミュレーター」です。すさまじいリアリティを誇っており、はじめのうちは離陸さえままなりません。IL-2 Sturmovikというシリーズの最新作です。発売は2004年の10月です。

舞台は太平洋戦線。プレイヤーは米英日軍いずれかの軍隊に所属し、各地を転戦しながら開戦から終戦まで太平洋戦争を戦っていきます。日々パトロールや爆撃、護衛をこなしながら、時々主要な作戦に参加するという、「基地での生活」がよくわかります。操縦可能な機体は60種類以上、AI操作の機体を含めればさらに多くなります。また、前作の「IL-2 Sturmovik Forgotten Battles」とその拡張パックである「Aces Expansion Pack」をもっていれば、これらを組み合わせてインストールすることが可能で、その場合操作可能な機体の種類は180種近くに達します。

機体の挙動は非常にリアルで、多少の乱暴な機動や被弾が即墜落につながります。また、パイロットの死亡や捕縛はゲームオーバーとなり、またミッションに失敗しても任務は続行可能なので、脱出することも頭に入れておく必要があります。当然武器の性能や弾数も細かく再現されており、結構すぐに弾切れします。初心者がリアルな設定でやると、本当に離着陸すらままなりません(体験談)。キャノピーの開閉やプロペラピッチ・燃料混合率の調整(よくわかってない)などできることが多いのですが、逆に多すぎるキーに迷ってしまうこともあります。

 グラフィックは非常にきれいで、特に水面の表現が美しいです。無論、最高設定では非常に重いですが、設定を下げれば結構軽くなります。機体のコックピットの内部まで精密に再現しており、製作者のこだわりが伺えます。

初心者にはかなりきついですが、やっているうちに面白く感じるようになると思います。私もそうでしたし。

 日本語マニュアルつき英語版がイーフロンティアより発売されていますが、公式サイトは既にありません。現在の最新作は、独ソを中心に各国の計画機を追加し、ノモンハンなどの追加マップを加えた「1946」で、日本語マニュアル付き英語版がイーフロンティア発売中です。

スクリーンショット    

 

オフィシャルサイトUbi soft

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